「今日もまた勉強できなかった…」 「自分には才能がないのかもしれない」
独学でWebデザインを学んでいると、こんな風に自分を責めてしまうこと、ありませんか?
私も独学でWebデザインを学び始めたとき、何度も挫折しかけました。参考書を開いても頭に入らない日、他の人の作品を見て落ち込む日、「もう向いていないんじゃないか」と思った夜もたくさんありました。
でも今振り返ると、挫折しそうになったのは「スキル不足」が原因ではなかったんです。学習の進め方や、自分との向き合い方が間違っていただけでした。
今回は、私自身の経験と、同じように独学で頑張っている仲間たちを見てきた中で気づいた「挫折しないための考え方と習慣」をお伝えします。完璧主義で頑張りすぎているあなたに、少しでも楽になってもらえたら嬉しいです。
挫折する人に共通する3つの思考パターン
まず、なぜ多くの人が挫折してしまうのか。その原因となる思考パターンを見てみましょう。
1. 「毎日〇時間勉強しなければ」という完璧主義
「毎日2時間は勉強する!」と決めたのに、仕事が忙しくて15分しかできなかった。そんな日、あなたはどう感じますか?
「今日はダメだった」と思ってしまう人は要注意です。この考え方だと、できなかった自分を責めてばかりで、「15分でもやれた」という事実が見えなくなります。
完璧にできない日があると、それがきっかけで学習自体をやめてしまう。これが挫折への第一歩です。
2. 「他の人と比べて自分は遅い」という比較思考
SNSで同じ時期に学習を始めた人が素晴らしい作品を投稿していると、焦りますよね。「あの人はもうこんなに作れるのに、自分はまだ基礎しかできない…」
でも、その人があなたと同じ環境だとは限りません。もともとデザインの経験があるかもしれないし、学習に使える時間が多いのかもしれない。比較する意味はほとんどありません。
比較が習慣になると、自己肯定感がどんどん下がり、学習が苦しくなってしまいます。
3. 「すぐに結果が出ないとおかしい」という焦り
1ヶ月勉強して「まだ仕事がもらえない」「まだ思い通りのデザインができない」と焦っていませんか?
スキル習得には時間がかかります。特にデザインは、ツールの使い方だけでなく、色彩感覚やレイアウトのセンスなど、感覚的な部分も必要。これらは一朝一夕では身につきません。
焦りは判断を鈍らせ、「もっと良い教材があるはず」と次々に手を出して、結局どれも中途半端になってしまいます。
挫折しないための5つの考え方
それでは、どんな考え方を持てば、長く学習を続けられるのでしょうか?
1. 「完璧」より「継続」を目指す
1日10分でもいいので、毎日続けることを優先しましょう。
私が実践していたのは「最低ラインを極限まで下げる」こと。疲れている日は「デザインに関する記事を1つ読むだけ」でもOKとしていました。
10分の積み重ねは、1ヶ月で5時間、1年で60時間以上になります。何もしない日が続くよりも、はるかに成長できます。
具体例:
- 月曜日:30分デザインの本を読む
- 火曜日:疲れたので5分だけ参考サイトを眺める
- 水曜日:1時間Figmaで練習
- 木曜日:仕事で遅くなったので今日は休み(罪悪感なし!)
- 金曜日:20分バナー模写
この程度のゆるさでOKです。「継続している自分」を認めてあげましょう。
2. 成長を「できること」でなく「理解したこと」で測る
「まだ作品が完成しない」と落ち込むのではなく、「今日は色の組み合わせ方が分かった」と小さな理解を喜びましょう。
学習初期は特に、目に見える成果が出にくい時期です。でも、あなたの中では確実に知識が積み上がっています。
おすすめの習慣: 学習ノートやメモアプリに「今日学んだこと」を1行でいいので記録する。後で見返すと、自分の成長が実感できて励みになります。
例:
- 「余白を均等にすると整って見えることが分かった」
- 「フォントは3種類以内にするとまとまりやすい」
- 「色相環の反対側の色を使うと目立つ」
3. 比較するなら「過去の自分」と
他人と比べても意味がないことは、頭では分かっていても、つい比べてしまいますよね。
そんなときは、意識的に「1ヶ月前の自分」と比べてください。最初に作ったバナーと今作ったバナーを並べてみると、確実に成長が見えるはずです。
SNSで他人の作品を見て落ち込みそうなときは、いったんアプリを閉じる勇気も必要です。情報過多は学習の敵です。
4. 「分からない」は恥ずかしいことじゃない
独学だと、つまずいても質問できる相手がいなくて辛いですよね。でも、分からないことを抱え込んで進めなくなる方が問題です。
今は質問できる場所がたくさんあります:
- オンラインコミュニティ(Discord、Slack)
- X(Twitter)でのハッシュタグ質問
- teratailやQiitaなどの質問サイト
- 学習サービスの質問機能
「こんな基本的なこと聞いていいのかな」と思うかもしれませんが、初心者の質問は、同じように悩んでいる人の助けにもなります。勇気を出して聞いてみましょう。
5. 「休む」も学習の一部と考える
毎日頑張り続けると、必ず疲れます。疲れたまま続けても効率が悪く、嫌になって挫折してしまいます。
週に1日は完全にデザインから離れる日を作りましょう。散歩したり、好きな映画を見たり。リフレッシュすることで、また新鮮な気持ちで学習に戻れます。
「休んだら遅れる」ではなく、「休むから続けられる」と考えてください。
挫折しない人が実践している7つの習慣
考え方が変わったら、次は具体的な習慣です。小さな行動の積み重ねが、大きな差を生みます。
習慣1:学習時間を「いつやるか」決めておく
「時間があるときにやろう」では、結局やらずに1日が終わります。
朝起きてすぐ、昼休みの10分、寝る前の30分など、「この時間はデザインの時間」と決めてしまいましょう。習慣化されると、やるかやらないかを迷わなくなります。
私の場合、朝6時半から7時までの30分を学習時間にしていました。朝は頭がクリアで集中できるのでおすすめです。
習慣2:作業のハードルを極限まで下げる
「さあ勉強しよう」と思ったとき、パソコンを起動して、ソフトを開いて…と準備に時間がかかると、それだけで面倒になります。
ハードルを下げる工夫:
- よく使うデザインツールはすぐ開けるようにショートカット配置
- 作業中のファイルはデスクトップに置いておく
- 参考サイトはブックマークバーに
- スマホでも見られる学習コンテンツを用意
5秒以内に作業に入れる環境を整えましょう。
習慣3:小さなゴールを設定する
「Webデザイナーになる」という大きな目標だけだと、進捗が見えにくく挫折しやすくなります。
1週間〜1ヶ月単位で達成可能な小さなゴールを設定しましょう。
良い目標例:
- 今週中にバナーを3つ作る
- 今月中にFigmaの基本操作をマスターする
- 2週間で色彩理論の本を1冊読み切る
達成できたら自分を褒める。これを繰り返すことで、自己肯定感が高まり、学習が楽しくなります。
習慣4:学習記録をSNSやブログで発信する
誰かに見られる環境を作ると、継続しやすくなります。
毎日じゃなくてもOK。「今日はこんなことを学びました」「こんなデザインを作ってみました」と投稿するだけです。
反応がもらえると励みになりますし、同じように頑張っている仲間とつながれるのも独学の孤独を和らげてくれます。
習慣5:うまくいかない日の対処法を決めておく
やる気が出ない日、必ず来ます。そんな日のための「逃げ道」を用意しておきましょう。
私の逃げ道リスト:
- 手を動かす気力がない→デザイン系YouTubeを見る
- 何も考えたくない→好きなデザインサイトを眺めるだけ
- 完全にダメな日→罪悪感なく休む
「今日はこのレベルでOK」と自分に許可を出すことで、完全に学習をやめてしまうことを防げます。
習慣6:月に1回「振り返りの日」を作る
1ヶ月に1回、以下を振り返る時間を作りましょう:
- 何を学んだか
- どんな作品を作ったか
- 次の1ヶ月で何を目指すか
ただ淡々と学習するより、定期的に立ち止まって現在地を確認する方が、モチベーションを保ちやすくなります。
習慣7:学習仲間を作る
一人で続けるのは本当に大変です。同じ目標を持つ仲間がいると、励まし合えて挫折しにくくなります。
仲間を見つける方法:
- オンラインコミュニティに参加する
- X(Twitter)で #駆け出しデザイナーと繋がりたい などで発信
- 勉強会やもくもく会に参加する
- オンラインサロンに入る
最初は勇気がいるかもしれませんが、同じ悩みを持つ人と話すだけで「自分だけじゃないんだ」と安心できます。
挫折しそうになったときの緊急対処法
それでも「もう無理かも」と思う瞬間は来ます。そんなときの対処法を3つお伝えします。
1. 1週間完全に離れてみる
無理に続けても悪化するだけです。思い切って1週間デザインから離れてみてください。
不思議なことに、少し距離を置くと「あれ、またやりたくなってきた」という気持ちが湧いてくることが多いです。
2. なぜ始めたのか思い出す
最初にWebデザインを学ぼうと思ったきっかけを思い出してください。
- 自由な働き方がしたかった
- クリエイティブな仕事に憧れた
- 副業で収入を増やしたかった
その気持ちは今も変わっていませんか? 原点に戻ると、また前を向けることがあります。
3. 学習方法を変えてみる
同じ方法で続けて辛いなら、アプローチを変えてみましょう。
- 本で学んでいた→動画学習に切り替える
- 一人で学習→コミュニティに参加
- 広く浅く→1つのスキルに集中
変化をつけることで、新鮮な気持ちで取り組めるようになります。
最後に:完璧じゃなくていい、続けることが才能
Webデザインの学習に「正解のペース」はありません。
3ヶ月で仕事を獲得する人もいれば、1年かけてじっくり基礎を固める人もいる。どちらも正しいし、どちらも価値があります。
大切なのは、あなたのペースで、あなたらしく続けること。
挫折しそうになったら、完璧を手放してください。今日できなくても、明日やればいい。1日休んでも、また始めればいい。そのくらい軽く考えていいんです。
続けている限り、あなたは確実に成長しています。焦らなくて大丈夫。あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
応援しています。

