「Webデザイナーになりたいけど、何から勉強すればいいのか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?私も最初は同じ状態でした。デザインツールの名前はいくつか聞いたことがあるけど、何ができるのかよく分からない。HTMLやCSSって必要なの?PhotoshopとFigmaの違いって?
情報がありすぎて、何から手をつければいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、Webデザイナーを目指す初心者のあなたが「最初に身につけるべきスキル」を、優先順位をつけて分かりやすく解説します。記事を読み終える頃には、「明日から何を学べばいいのか」が明確になっているはずです。
Webデザイナーの仕事内容の基本
まず、Webデザイナーが実際にどんな仕事をしているのかを知っておきましょう。
Webデザイナーの主な仕事は、Webサイトやアプリの見た目を設計することです。具体的には以下のような作業を行います。
- クライアントの要望をヒアリングして、サイトの目的やターゲットを整理する
- サイト全体の構成(どのページに何を配置するか)を考える
- 配色やフォント、レイアウトを決めてデザインを作る
- デザインツールで実際にデザインデータを制作する
- (案件によって)HTML・CSSでコーディングを行う
「デザインを作る」だけでなく、「なぜこのデザインにしたのか」を説明できることも大切です。見た目がおしゃれなだけでなく、ユーザーにとって使いやすく、ビジネスの目的を達成できるデザインを作ることが求められます。
最優先で身につけるべきデザインの基礎スキル
ツールの使い方を学ぶ前に、デザインの基礎知識を身につけることが何より重要です。
これは料理に例えると、「包丁の使い方」よりも先に「美味しい料理とは何か」を知るようなものです。
レイアウトの基本原則
デザインには「なんとなくおしゃれ」ではなく、理論があります。特に以下の4つの原則は必ず押さえておきましょう。
近接(Proximity):関連する要素は近くに配置し、関連しない要素は離す
整列(Alignment):要素を意識的に揃えることで、統一感を出す
反復(Repetition):同じスタイルを繰り返すことで、一貫性を持たせる
対比(Contrast):強調したい部分とそうでない部分にメリハリをつける
これらを意識するだけで、デザインのクオリティは劇的に変わります。
配色の基礎知識
色選びもセンスだけでなく、知識が必要です。
- 色相環:色の関係性を理解するための基本ツール
- 補色・類似色:調和する色の組み合わせ方
- 色の持つ印象:青は信頼感、赤は情熱、緑は安心感など
最初は「3色ルール」を意識してみましょう。ベースカラー(60%)、メインカラー(30%)、アクセントカラー(10%)という配分で色を使うと、バランスの良いデザインになります。
フォント(書体)の基本
フォント選びも、デザインの印象を大きく左右します。
- 明朝体:上品で落ち着いた印象(新聞や書籍に多い)
- ゴシック体:読みやすく現代的な印象(Webサイトに多い)
- 欧文フォント:セリフ体とサンセリフ体の違い
初心者のうちは、多くても2〜3種類のフォントに絞ることをおすすめします。フォントを使いすぎると、まとまりのないデザインになってしまいます。
Webデザインツールの基本スキル
デザインの基礎が理解できたら、次はデザインツールの使い方を学びましょう。
今から学ぶならFigmaがおすすめ
2024年現在、初心者に最もおすすめなのはFigma(フィグマ)というツールです。
Figmaをおすすめする理由は以下の通りです。
- ブラウザ上で動作するため、インストール不要
- 無料プランでも十分に使える
- 共同編集機能があり、実務で使われることが多い
- 学習リソース(チュートリアル動画など)が豊富
Photoshop・Illustratorは必要?
Adobe製品(PhotoshopやIllustrator)も業界標準のツールですが、最初から手を出す必要はありません。
まずはFigmaで「デザインツールとは何か」を体験してから、必要に応じて学ぶ方が効率的です。ただし、画像編集が多い案件や印刷物のデザインも手がけたい場合は、後々学ぶ価値があります。
ツールで身につけるべきスキル
デザインツールでは、以下のような基本操作を習得しましょう。
- 図形ツールを使った基本的な形の作成
- テキストの配置と装飾
- 画像の配置とトリミング
- レイヤーの概念と管理
- カラーパレットの作成と管理
最初は既存のデザインを真似て作ってみる「模写」が効果的です。お気に入りのWebサイトを見つけて、同じようなデザインを再現してみましょう。
HTML・CSSはどこまで必要か
「Webデザイナーにプログラミングは必要ですか?」という質問をよく聞きます。
結論から言うと、HTML・CSSの基礎知識は必須です。
なぜコーディング知識が必要なのか
デザイナーがコーディングを理解すべき理由は3つあります。
- 実装可能なデザインを作るため:コーディングを知らないと、技術的に実現できないデザインを作ってしまうことがあります
- エンジニアとのコミュニケーション:「このボタンにホバーエフェクトをつけたい」といった指示を正確に伝えられます
- 仕事の幅が広がる:デザインとコーディングの両方ができると、単価の高い案件を受注しやすくなります
どこまで学べばいい?
初心者は以下のレベルを目指しましょう。
- HTML:見出し、段落、リスト、リンク、画像などの基本タグが分かる
- CSS:色、フォント、余白、レイアウトの基本的な指定ができる
- レスポンシブデザイン:スマホ・タブレット・PCで表示が変わる仕組みを理解する
JavaScriptやフレームワークは、まだ手を出さなくて大丈夫です。まずはHTML・CSSで自分のデザインを形にできる程度の知識を身につけましょう。
副業を見据えて意識すべき実務スキル
デザインスキルだけでは、実際に仕事を受注することは難しいです。実務で必要なスキルも並行して身につけましょう。
ヒアリング力
クライアントが本当に求めているものを引き出す力です。
「おしゃれなサイトにしてください」という曖昧な要望から、「ターゲットは30代女性で、ナチュラルで親しみやすい雰囲気を出したい」という具体的な要件を聞き出せるかどうかが重要です。
提案力・説明力
「なぜこの色にしたのか」「なぜこのレイアウトにしたのか」を論理的に説明できる力です。
デザインは好みではなく、目的を達成するための手段です。自分のデザインにしっかりと理由を持たせ、それを相手に伝えられるようになりましょう。
スケジュール管理
納期を守ることは、プロとして最低限のマナーです。
作業にどれくらい時間がかかるかを把握し、余裕を持ったスケジュールを組む習慣をつけましょう。最初は予想以上に時間がかかるものなので、納期は長めに設定することをおすすめします。
初心者向けおすすめ学習ステップ
ここまでの内容を踏まえて、具体的な学習ステップをご紹介します。
ステップ1:デザインの基礎を学ぶ(1〜2ヶ月)
- デザインの4原則を理解する
- 配色・フォントの基礎知識を身につける
- 優れたWebサイトをたくさん見て、目を養う
おすすめの学習方法は、書籍やYouTubeでの学習です。「ノンデザイナーズ・デザインブック」などの入門書は、分かりやすくておすすめです。
ステップ2:デザインツールに慣れる(1〜2ヶ月)
- Figmaの基本操作を習得する
- 既存サイトの模写を3〜5サイト行う
- オリジナルのバナーやアイキャッチ画像を作ってみる
模写は「完璧に同じもの」を目指すのではなく、「レイアウトや余白の取り方」を学ぶつもりで取り組みましょう。
ステップ3:HTML・CSSの基礎を学ぶ(1〜2ヶ月)
- オンライン学習サービス(Progateやドットインストールなど)で基礎を学ぶ
- 自分のデザインをHTML・CSSで実装してみる
- 簡単なポートフォリオサイトを作ってみる
ここまでくれば、簡単な案件なら受注できるレベルに到達しています。
ステップ4:ポートフォリオを作って実案件に挑戦
- 架空の企業やサービスを想定してデザインを3〜5点作る
- ポートフォリオサイトにまとめる
- クラウドソーシングサイトで簡単な案件から挑戦する
最初は単価が低くても、実績を作ることを優先しましょう。経験を積めば、自然と単価は上がっていきます。
まとめ:焦らず、一歩ずつ着実に
Webデザイナーに必要なスキルはたくさんありますが、すべてを一度に身につける必要はありません。
大切なのは、「デザインの基礎→ツールの使い方→コーディングの基礎→実務スキル」という順番で、着実にステップアップしていくことです。
最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、3〜6ヶ月ほど継続して学習すれば、確実に成長を実感できるはずです。
今日からできることは、まず「優れたWebデザインをたくさん見る」こと。PinterestやBēhanceなどのデザインギャラリーサイトで、日々デザインに触れる習慣をつけてみてください。
あなたのWebデザイナーとしての第一歩を、心から応援しています!


